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p.291
「僕や君が時計から解放されることは不可能だ。お互い、社会という時計の歯車に
成り下がっている。歯車がなくなれば時計は狂いだす。どんなに自分一人で勝手に回っていたいと思っても、回りがそれを許さない。そのことで同時に安定というものを得ているわけだが、不自由だというのも事実だ。ホームレスの中には、元の生活には戻りたくないと思っている人間も結構いるらしい。」
「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ、ということをいいたかったんだ。」
p.386
「自分で考えて答えを出すのと、他人から聞いた答えが正しいかどうか確かめるのとで、どちらが簡単か。」
p.386
人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。
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